2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第18話では、義経(菅田将暉)が兄、頼朝(大泉洋)と会うことができず。京で生きることにしました。
『鎌倉殿の13人』19話は、義時(小栗旬)が義経を鎌倉に戻すように大江広元(栗原英雄)と相談するところから始まります。
今回は、『鎌倉殿の13人』19話「兄に会いたい」のあらすじをネタバレ!みどころと感想、と題してお届けしますので是非最後までご覧くださいね。
こちらの記事で以下のことが分かります。
・19話のあらすじをネタバレ
・みどころと感想
『鎌倉殿の13人』19話のあらすじをネタバレ!
【鎌倉殿の13人】頼朝も義経もいなくなったら物語がもつのかな・・・・#鎌倉殿の13人https://t.co/U2gsMdq2ea
— 大河ドラマ2ch (@2ch74137035) March 15, 2022
『鎌倉殿の13人』19話のストーリー展開は次の通りです。
- 義朝の供養
- 後白河法皇と行家に翻弄される義経
- 頼朝の出陣
- 時政の出世と義経の悲哀
こちらの記事は、『鎌倉殿の13人』公式ガイドブックを元にまとめています。
鎌倉殿の13人 前編 (NHK大河ドラマガイド) [ 三谷 幸喜 ]
撮影秘話も掲載され、たのしいガイドブックです。
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19話の登場人物の相関図
19話の登場人物の相関図を貼っておきますので、ドラマを楽しまれる際の参考にされて下さい。
各キャストの画像引用:公式サイト
19話あらすじ①義朝の供養
義時(小栗旬)は、大江広元(栗原英雄)に義経(菅田将暉)を鎌倉に戻す相談をします。
広元は、「法皇にお願いして、九朗殿を受領(ずりょう)にしていただきます」と良策を出します。
受領(ずりょう)とは、現地に赴任して行政責任を負う筆頭者を言います。
頼朝(大泉洋)としても、後味が悪く、義時さえ詫びれば会って奮戦をねぎらいたいと思っていました。
そこで、伊予(愛媛県)の受領に義経を推挙しました。受領と検非違使(けびいし)は兼任できないため義経は鎌倉に戻ることができます。
検非違使(けびいし、けんびいし)は、非違(不法、違法)を検察する天皇の使者
後白河法皇(西田敏行)は了承し、義経を伊予守(いよのかみ)に任命しました。
「検非違使はそのままでよい」と。
受領と検非違使の兼任などかつてない事でした。
義時は落胆しましたが、後白河法皇には逆らえません。
頼朝は、自分より法皇を優先するのか、と又腹を立てました。
「鎌倉殿は武士の頂としての新しい世をお作りになりたい」
義経の群を抜いた戦での強さがその妨げになると義時は懸念しました。
阿野全成(新納慎也)は、「この10月、父の義朝の供養を行うことが決まっています」と義経を鎌倉に招く大義名分を考えました。
義時も、平家討伐の報告の供養なら後白河法皇も許すだろうと、頼朝に話に行くと、文で京の情勢を報告していた三善康信(小林隆)が来ていました。
「法皇様は、鎌倉殿と九朗殿がぶつかることをむしろ望んでおられる。大きな力が生まれると、必ずそれに抗う力を作ろうとなさるのです」と朝廷に精通した分析をしました。
義時はすぐに鎌倉を出立し、京で義経に会います。
19話あらすじ②後白河法皇と行家に翻弄される義経
父、義朝の供養に鎌倉へ戻り、そのまま頼朝に仕えるように勧めました。
義経は了承しましたが、叔父の源行家(杉本哲太)は「義経を鎌倉に拘束するための頼朝の罠だ」と引きとめます。
数日後、義経は院御所に行き、鎌倉へ供養に参列したい、と後白河法皇の許しを求めました。
後白河法皇は理解を示したのち、不意に崩れ落ち駆け寄る義時に「行かないで」と苦し気な声でささやくのでした。
また、義経の妻、里(三浦透子)は白拍子で妾の静かに嫉妬し行家と共に無頼な男を雇い、義経と静がいる部屋を襲わせました。
里(史実では郷)は、武蔵国の豪族、河越重頼の娘。母は源頼朝の乳母である比企尼の次女(河越尼)。頼朝の命により義経に嫁ぎます。
里を演じるのは三浦透子さんです。
\第六次出演者発表/#里(さと)
比企から送り込まれた義経の正妻。転落する義経への愛を貫き共に平泉へ#鎌倉殿の13人 #三浦透子 pic.twitter.com/RNZsN4LWY1— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 1, 2022
義経が無頼者をたたき出したあと、庭の隅でみていた行家が「間違いない、鎌倉が送って来た刺客だ」を言います。
行家は義経の不安をあおり、挙兵をすすめます。
10月18日、後白河法皇は義経と行家の要請に応じて、頼朝追討の宣旨(せんじ)を出します。
宣旨(せんじ)とは、天皇・太政官の命令を伝達する文書の形式名。朝廷が出す文書の形態の一つ。
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19話あらすじ➂頼朝の出陣
「こうなれば、全軍で京へ攻め上がる」と頼朝が決断します。
義時は断腸の思いですが、鎌倉を守るためには仕方ないと。
御家人たちは、義経の強さを知っていて、戦うことをためらいます。
梶原景時(中村獅童)が総大将を買って出るも、だれもついて行きません。
義時が三浦義村に目配せで頼み、畠山重忠(中川大志)、和田義盛(横田栄司)らが次々と名乗りを挙げました。
三浦義村は義時に「九朗のやつは戦わずして負ける」と言います。
なぜなら、京で義経を取り巻いているのは戦に出なかった者たちばかりだったからです。
戦に巻き込まれるのを嫌って、兵たちは参戦しないだろうから、鎌倉が全軍で攻めれば義経は負ける、と考えたのです。
10月29日。
頼朝は、自ら鎧をまとい、軍勢を率いて出陣しました。
義経はなかなか兵が集まらず、挙兵をたきつけた行家は早々と義経を見限って去って行きました。し
後白河法皇は、頼朝と義経のどちらも力を持ち過ぎない状態を望んでいましたが、もくろみは外れました。
「頼朝追討の宣旨は取り消しじゃ!改めて頼朝に義経追討の宣旨を与えよ」
頼朝は黄瀬川まで進軍しましたが、義経の疾走を知って鎌倉へ引き返しました。
黄瀬川(きせがわ)は、静岡県を流れる川。
19話のあらすじ④時政の出世と義経の悲哀
今後は、後白河法皇はとも渡り合って行かなくてはならないと頼朝は考えます。
法皇との橋渡しに、時政を京都守護として義時とともに軍勢を率いて上洛します。
京都守護(きょうとしゅご)は、鎌倉幕府の役職の一つ。
京都の御家人を統率、洛中の警護・裁判を行い、朝廷と幕府の間の連絡を行う
後白河法皇は、進軍を出したことを義経のせいにします。
義時は、「わが主は疑っております。法皇様は日本一(ひのもといち)の大天狗(おおてんぐ)。お言葉を信じてよいものかと」と容赦なく詰め寄るのでした。
そして「義経を捕らえるため」という名目で畿内(きない)はじめ西国諸国を頼朝が統治することを認めさせたのでした。
畿内(きない)とは京都に近い国々。
山城・大和・河内・和泉・摂津の5か国
夜、義時と時政語り合っていると、ふいに義経が現れます。
義経は、後白河法皇を信じたがために頼朝との関係を修復できなくなり生きる張り合いを失くしていました。
去っていく義経を見送りながら、義時はつぶやきました。
「九朗殿はまっすぐすぎたのです」と。
20話に続く…
『鎌倉殿の13人』19話のみどころと感想
- どんどん悪化する兄弟の仲
- ヒーローから一転途方に暮れる義経
涙の再会を果たした兄弟が一転、義経は後白河法皇に翻弄され、叔父の行家にあおられ、頼朝に誤解され、兄に会いたいという願いは叶いませんでした。
一度は、頼朝も義経が詫びれば会って奮戦を労いたいと言い、義時や大江広元、全成までが色々な案を出し、ふたりの修復を図りましたが、さらに関係が悪化し、後白河法皇にも見限られ、途方にくれることに。
人の人生の暗転とは、このようなものでしょうか?
少し前、壇ノ浦の戦いではヒーローだった義経です。
後白河法皇から検非違使の職を与えられた時に、先に兄に相談すれば頼朝から「後白河法皇を優先するのか」と誤解されることもなかったのではないでしょうか?
義経は戦いにおいては天才的でも、政治についてはあまり得意ではなかったのでしょうね。
そこに、したたかな後白河法皇がつけこみました。
頼朝の、「新しい武士の世を作る」という思いを義経がしっかり理解できていたら事態は変わったでしょうね。
とっても、残念です。
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SNSの感想
放送終了後にご紹介します。
『鎌倉殿の13人』放送日
NHK総合『鎌倉殿の13人』リアルタイム放送
毎週日曜日午後8時~午後8時45分
NHKBSプレミアム4K『鎌倉殿の13人』リアルタイム放送
毎週日曜日午後6時~午後6時45分
NHK総合『鎌倉殿の13人』再放送時間
毎週土曜日午後1時05分~午後1時50分
さいごに
まとめます。
文治元年(1185)
8月16日 義経、守任官。検非違使・左衛門少尉を兼任。
10月16日 後白河法皇に頼朝追討の宣旨を要請。
10月18日 頼朝追討の宣旨が下される。
10月29日 頼朝、京へ出陣
北条時政 京都守護に任命
以下に『鎌倉殿の13人』の関連記事をご紹介しておりますので是非併せてご覧ください。
「更新あり」『鎌倉殿の13人』の登場人物65人のキャスト相関図と13人の覚え方
回 | 公式タイトル | 放送日 |
第1回 | 「大いなる小競り合い」 | 1月9日 |
第2回 | 「佐殿の腹」 | 1月16日 |
第3回 | 「挙兵は慎重に」 | 1月23日 |
第4回 | 「矢のゆくえ」 | 1月30日 |
第5回 | 「兄との約束」 | 2月6日 |
第6回 | 「悪い知らせ] | 2月13日 |
第7回 | 「敵か、あるいは」 | 2月20日 |
第8回 | 「いざ、鎌倉」 | 2月27日 |
第9回 | 「決戦前夜」 | 3月6日 |
第10回 | 「根拠なき自信」 | 3月13日 |
第11回 | 「許されざる嘘」 | 3月20日 |
第12回 | 「亀の前事件」 | 3月27日 |
第13回 | 「幼なじみの絆」 | 4月6日 |
第14回 | 「都の義仲」 | 4月10日 |
第15回 | 「足固めの儀式」 | 4月17日 |
第16回 | 「伝説の幕開け」 | 4月24日 |
第17回 | 「助命と宿命」 | 5月1日 |
第18回 | タイトル未発表 | 5月8日 |
第19回 | タイトル未発表 | 5月15日 |
第20回 | タイトル未発表 | 5月22日 |
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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