2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第11話では、全成(新納慎也)の祈祷により、政子が男児を生むためには、千鶴丸(頼朝と八重の子)を成仏させること、それには千鶴丸を殺めた伊東祐親(浅野和之)を亡き者に、ということで梶原景時(中村獅童)が善児(梶原善)に殺めさせました。
『鎌倉殿の13人』12話は、義時が八重に伊東祐親、祐清の最期を説明するところから始まります。
今回は、『鎌倉殿の13人』12話の「政子の後妻打ち騒動」あらすじをネタバレ!みどころと感想、と題してお届けします。
是非最後までご覧くださいね。
こちらの記事で以下のことが分かります。
・12話のあらすじをネタバレ
・見どころと感想
『鎌倉殿の13人』12話のあらすじをネタバレ!
前回の、『鎌倉殿の13人』11話の「鎌倉殿の誕生」みどころとファンの評判とは?
『鎌倉殿の13人』12話のストーリー展開は次の通りです。
- 12話の登場人物の相関図
- 八重が伊豆に戻る
- 政子が万寿を出産
- 「後妻打ち」騒動
- 大江広元の助言
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12話の登場人物相関図
12話の登場人物の相関図を貼っておきますので、ドラマを観られる時の参考になさってください。
では、あらすじをご紹介します。
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12話のあらすじ①八重が伊豆に戻る
義時は八重に、伊東祐親と祐清は「見事な最期だった」と語りました。
義時の言葉に八重は納得がいきません。
傷心の八重に住み慣れた伊豆の江間で暮らすように勧めます。江間は義時の領地になっています。
その頃、北条家では、
- 実衣と全成の婚儀が成立
- 政子の出産が間近となる
悲運の後は祝い事が訪れていました。
頼朝の前に、時政、和田義盛はじめ鎌倉殿の中核をなす豪族が勢揃い、その中に長年朝廷に仕え、政に精通している大江広元が新たに頼朝の家臣に加わりました。
誰もがなりたがっている赤子の乳母夫には比企能員が指名され、政子は出産のため比企館に移ります。
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)7月12日条
\
源頼朝の妻・政子が産気づいたため、比企谷殿(ひきがやつどの/比企能員の館)に移りました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/wg3DoR7AIu— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
12話のあらすじ②政子が万寿を出産
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)8月12日条
\
政子が男児(のちの源頼家)を出産しました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/m3EGhg9DDO— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
寿永元(1182)年8月12日。
政子は男児を授かります。
名は万寿、後の二代将軍。源頼家です。
頼朝は隠れ家に義時を呼びます。
御所で話しにくいことを忌憚なく話せる場だと頼朝は言います。
- 時政が乳母夫を北条の身内を望んだのを知っていて選ばなかった
- ひとつの家に力が集まりすぎてはいかんので比企にした
と義時に話しました。
義時は、そのことより愛妾の亀が頼朝に寄り添い、八重を悪く言うことが不愉快でした。
隠れ家を辞した義時は伊豆の八重に会いたくなり夜道を馬を走らせます。
しかし、八重は父と兄の命を奪ったのは頼朝だと察しながらなお、頼朝を慕うのでした。
「あの方は千鶴丸の敵を取って下さった」と。
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12話のあらすじ➂政子が亀に後妻打ち(うわなりうち)をする
頼朝と政子の嫡男、万寿は体が弱く、乳母夫の比企能員は気が休まりません。
全成は「親の不徳が子に災いをもたらす」と妻の実衣に頼朝の愛妾の亀の話をしました。
口止めをしたものの、
実衣
↓
範頼
↓
時政
↓
りく
↓
政子
あっという間に伝わりました。
烈火のごとく怒る政子に、りくが
「都では高貴な方が妾を持つのは、よくあること。鎌倉殿が都を真似るならこちらも「後妻打ち(うわなりうち)で仕返しするのです」と耳打ち。
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)11月10日条
\
政子は、父・北条時政の後妻・牧の方(りく)から、夫・源頼朝が寵愛(ちょうあい)する亀のことを聞かされ、激怒したそうです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/Ya8z2OcPDQ— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
要は、政子は亀の住まいを形だけ打ち壊し、頼朝に肝を冷やしてもらう、というもの。
実行役はりくの兄の、牧宗親が引き受けます。
一方、義時に相談された三浦義村(山本耕史)は亀をよそにうつすことにします。
隠れ家の見張には、「鎌倉殿のため」とだけ伝え義経に頼みます。
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)11月10日条
\
政子が牧宗親に命じ、源頼朝の愛妾(あいしょう)・亀の暮らしていた屋敷を破壊しました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/6vbilnfSzN— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
夜、門前で見張りをしているしてるして義経に、牧宗親がやってきて「政子の頼みで少しだけ館を壊す」ことを正直に話すと納得した義経は、武蔵坊弁慶(佳久創)に館を壊させた上、燃やしてしましました。
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12話のあらすじ④時政が頼朝に物申す
翌朝、頼朝は焼け跡で呆然と立ち尽くし、すぐに侍所で詮議します。
義経は放火を認め、宗親は政子の頼みだと強調します。
頼朝は、義経に謹慎を命じ、放火を止めなかった宗親の髪を切ってしましました。
吾妻鏡にも記録として残っています。
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)11月12日条
\
源頼朝は亀の暮らしていた屋敷を破壊した牧宗親を呼び出して詰問。「政子を重んじるのは良いが、命令に従うとしても、なぜ内々に報告してこなかったのか」と逆ギレし、宗親の髻(もとどり)を切り落としてしまいました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/KVN1DJwhtl— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
それを知ったりくは御所に乗り込み、そもそもの発端は頼朝の女癖の悪さだと抗議。
政子も駆けつけ、陸と一緒になって頼朝の裏切りを責め立てました。
頼朝も「下がれ!」と怒鳴り、次に時政が「わしの大事な身内に、よくもそんな口がきけたな」と激怒。
「わしは降りた、伊豆へ帰る」と去って行きました。
あっけにとられる頼朝。
時政のことは吾妻鏡にも記録が残っています。
/#吾妻鏡
寿永元年(1182)11月14日条
\
愛妻・牧の方(りく)の兄である宗親を源頼朝が処罰したことを不満に思った北条時政は、鎌倉を去り、所領である伊豆へと帰っていきました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/ZEdi9WLjbo— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
12話のあらすじ➄大江広元の助言
大江広元は、頼朝の人間模様を観察し、今後の対応を頼朝に助言しました。
- 政子とゆっくり話し合うこと
- 時政は必ず戻るはず
- 義経は戦が始まれば居場所が見つける。
- 義時は手放すべきではない
そして、あと一つ言いかけて口を濁しました。
13話に続く…
『鎌倉殿の13人』12話のみどころと感想
- 八重を慕う義時
- 政子の後妻打ち騒動
- 時政が伊豆に帰る
- 冷静な大江広元の助言
その心がなお頼朝にあっても八重を慕う義。
今回もいじらしいですね。
義時の気持ちが八重に届くことはあるのでしょうか…。
そして、今回は多くの人を巻き込んだ大騒動「後妻打ち」がありました。
過日のトークショーで、頼朝役の大泉洋さんが政子は妾の家を焼き討ちにする、と話されてのが今回の「後妻打ち」だったのですね。
女性として、浮気をされるのはやはり辛いですよね。
政子でなくても、なんらかのアクションを起こしたいところです。
そして、冷静な大江広元が登場しましたね。
後に13人の御家人のひとりとなります。
「鎌倉殿の13人」の65人のキャストについては、こちらに詳しく書いていますので併せてご覧ください。
Twitterでの感想
髻(もとどり)を切られるというのは、人格の完全否定なのですね。
この時代、成人男性は烏帽子などを脱がされ地の頭皮を見られるだけでも、現代で言えばパンツを脱がされるような屈辱的な行為であり、まして髻を切られるというのは、人格の完全否定と言っていいほどの事態でした #鎌倉殿の13人
— まとめ管理人 (@1059kanri) March 27, 2022
素晴らしい感想絵です。
鎌倉殿の13人 第12回。りくのいじわる、牧宗親のたくらみ、政子の怒り、義経の加勢によって世にも恐ろしい惨事となった亀の前事件。政子には同情しますが、なんだかんだあっても相変わらずの亀もやっぱり最高でした。物事を見極める男・大江広元の合流も高まりました…!#鎌倉殿の13人 #鎌倉絵 #殿絵 pic.twitter.com/cxgXB4fWvM
— KEI-CO (@keico) March 27, 2022
三谷幸喜さんが描く上総広常は可愛い人。
上総介殿の魅力は
・軽い女に靡かない
・今でも律儀に武衛使ってる
・なんだかんだ面倒見いい
・でも血の気は多い坂東武者
・中の人が佐藤浩市という奇跡のバランスですよね。
(それを実現したのは三谷幸喜氏ですが)#鎌倉殿の13人— 城好き(劇)stufF (@hazakura_akt) March 27, 2022
色んな顔を持つ義経さん。
亀の前事件、ほぼ史実に忠実だった中、大破に至ったのは政子に懐き頼朝への鬱屈が溜まっていた九郎の仕業だったとは巧妙な脚本だなぁ
血の気が多く青臭くサイコパスちっくに見える九郎だけど、政子のお腹を撫でたりピュアで憎めない可愛さもあるんだよねぇ…#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/UyFZbHh8g5— ️️️🦋おもち🦋 (@omochiomochi916) March 27, 2022
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『鎌倉殿の13人』放送日
NHK総合『鎌倉殿の13人』リアルタイム放送
毎週日曜日午後8時~午後8時45分
NHKBSプレミアム4K『鎌倉殿の13人』リアルタイム放送
毎週日曜日午後6時~午後6時45分
NHK総合『鎌倉殿の13人』再放送時間
毎週土曜日午後1時05分~午後1時50分
さいごに
まとめます。
- 寿永元(1182)年8月12日 政子は男子を授かり「万寿」と名付ける。のちの二代将軍・源頼家。
- 政子が亀に「後妻打ち」(うわなりうち)をする
- 義経と弁慶が亀の家を焼き討ちにする
- 時政が伊豆に戻る
- 大江広元が頼朝の人間関係について助言する
以下に『鎌倉殿の13人』の関連記事をご紹介しておりますので是非併せてご覧ください。
・『鎌倉殿の13人』の撮影場所となったロケ地情報
・『鎌倉殿の13人』65人の登場人物のキャスト相関図
・『第1回』からのあらすじネタバレ記事
「更新あり」『鎌倉殿の13人』の登場人物65人のキャスト相関図と13人の覚え方
回 | 公式タイトル | 放送日 |
第1回 | 「大いなる小競り合い」 | 1月9日 |
第2回 | 「佐殿の腹」 | 1月16日 |
第3回 | 「挙兵は慎重に」 | 1月23日 |
第4回 | 「矢のゆくえ」 | 1月30日 |
第5回 | 「兄との約束」 | 2月6日 |
第6回 | 「悪い知らせ] | 2月13日 |
第7回 | 「敵か、あるいは」 | 2月20日 |
第8回 | 「いざ、鎌倉」 | 2月27日 |
第9回 | 「決戦前夜」 | 3月6日 |
第10回 | 「根拠なき自信」 | 3月13日 |
第11回 | 「許されざる嘘」 | 3月20日 |
第12回 | 「亀の前事件」 | 3月27日 |
第13回 | 「幼なじみの絆」 | 4月6日 |
第14回 | 「都の義仲」 | 4月10日 |
第15回 | 「足固めの儀式」 | 4月17日 |
第16回 | 「伝説の幕開け」 | 4月24日 |
第17回 | 「助命と宿命」 | 5月1日 |
第18回 | タイトル未発表 | 5月8日 |
第19回 | タイトル未発表 | 5月15日 |
第20回 | タイトル未発表 | 5月22日 |
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