大覚寺は京都市右京区嵯峨(嵐山)にあります、1200年の歴史を誇る、雅な花のお寺です。
大覚寺には京都の蓮の名所「大沢池」があり、約3,000株の蓮の花が咲き誇ります。
もうすぐアジサイと入れ替わりに「蓮」の花が咲き始めます。
蓮は朝の早い時間に「ポン」と音を立てて咲くと言われています。
池いっぱいに散らばる淡い花は、真夏の京都ならではの景色を楽しむことができ、訪れる人の目を楽しませてくれます。
こちらの記事では、大覚寺の蓮花の見ごろや拝観時間と料金、大覚寺への行き方についてご紹介します。
京都を度々訪れます、わたくし、れいが御案内します。
大覚寺2022年の蓮の見ごろはいつ?
大覚寺の様子がとてもよく分かるYouTube動画をお楽しみください。
蓮の花は、早朝に咲き、昼頃には散り始めます。
美しい状態の花を見たい方は、朝に訪れるのがオススメです。
大覚寺の拝観時間は9時からですから、蓮の時期は少し早起きをされたらいいですね。
蓮の命は4日と言われています。
初日は小さくおちょこのように、咲き、つぼみに戻り、2日目、3日目は満開に。
4日目昼頃には、全て花びらが散ってしまう儚いお花です。
でも、大覚寺には3000株の蓮がありますから、見頃が長く続きます。
大沢池の蓮は水草の除去を目的に放流した外来魚のソウギョによって、1990年に全滅寸前となってしまいましたが、2001年にソウギョを捕獲し始めたところ再び咲き始め、今では3000株近くまで増えました。
大沢池の蓮を守って下さる方々のご苦労が偲ばれます。
ありがとうございます。
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大覚寺2022年蓮池の拝観時間と料金は?
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・大覚寺の拝観時間は9時〜17時(受付は16時30分まで)
・拝観料金
お堂エリア
大 人:500円
小中高:300円
※障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にてご本人のみ参拝料金が免除となります。
大沢池エリア
大 人:300円
小中高:100円
※障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にてご本人のみ参拝料金が免除となります。
大覚寺の魅力
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大覚寺は自然豊かな嵯峨野の地にある真言宗大覚寺派の大本山です。
嵯峨天皇の離宮として建立され、明治時代初頭まで代々天皇もしくは皇統の方が門跡を務めた格式高い門跡寺院です。
門跡(もんぜき、もんせき)は、皇族・公家が住職を務める特定の寺院、あるいはその住職のことだよ。
876年(貞観18年)に嵯峨天皇の皇女で、淳和天皇の皇后・正子内親王が淳和天皇の第2皇子・恒寂入道親王を開山として離宮を寺院に改めました。
そして、名勝の大沢池。
「大沢池」は平安初期、嵯峨天皇が嵯峨院を造営した際に中国の洞庭湖を模して作庭したとされる、現存する日本最古の庭池です。
蓮とともに日本三大名月鑑賞地とされる人工の林泉(林や泉水などのある庭園)です。
中秋の名月には「観月(かんげつ)の夕べ」という、池に浮かべた舟から水面に映る月を愛でる、雅やかな催しが行われるそう。
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京都市右京区 旧嵯峨御所大本山大覚寺
— お出かけ源氏もち (@odekake_genji) April 11, 2021
椿とお舟とおもちさん。
嵯峨御流の華道祭にお邪魔してきました。去年は中止になってしまったので二年ぶりです。まるで抜けるような青空!お舟は龍頭舟一艘でご活躍です。鷁首舟は今回はお休み。静かな水音が心地よいひととき。
(ツリーに少しずつ繋げていきます) pic.twitter.com/8W7546uIW1
お守りもお花。かわいい朝顔の花幸守り(御奉納料500円)
朝にその花を咲かせる朝顔の勤勉さにあやかり、日々の精進で心願成就されますように・・・との願いを込めて。
出典元:大覚寺のホームページ
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大覚寺の基本情報
大沢池マップ
出典元:大覚寺
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生け花発祥のお寺
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大覚寺は、いけばな発祥の花の寺であり「嵯峨御流」の総司所です。
嵯峨天皇が、嵯峨院を造営した際に作庭した現存する日本最古の庭池「大沢池」の菊ヶ島に咲く野菊を手折り、器にいけ
「後世、花を賞づるもの、宜しく之をもって範とすべし」
と述べられたのをはじまりとします。
現在も、春には「嵯峨天皇奉献 華道祭」、秋には「嵯峨菊展」が行われ、境内を色鮮やかに彩ります。
「嵯峨御流」の素晴らしい生け花です。
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◎京都観光の注意
京都の夏の湿度はものすごく高くなります。「熱中症対策」と女性では「紫外線対策」を忘れずに!
こまめな水分補給のために、バッグに入るサイズの水筒かペットボトルをご持参することをオススメします。
景観の問題で近くにコンビニや自販機がない所もありますし、寺社によっては、御神水を頂ける所もありますので、持っているととっても重宝します。
保冷・保温水筒 カラーバリエーション豊富な500ml
紫外線対策をしっかりして、大沢の池の蓮を楽しんでくださいね。
UVパウダーは2時間おきに塗るのがベストだそうです。
ミラー付きで外出先でも簡単にお直しができます!
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大覚寺への行き方
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京都駅から電車・バス・タクシーをご紹介します。
京都駅からだと電車がオススメです。
バスだと移動時間がかかり、タクシーだと交通費が高いからです。
電車の場合、移動時間も交通費もそれ程高くありません。
嵐山大覚寺駅から少し歩きますが、それでも電車がオススメだよ。
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京都駅から電車で行く
京都駅から電車で行く場合
JR京都駅で嵯峨野線(山陰本線)33番乗り場から乗車。
園部・亀岡方面行に乗車
⇓ 7駅目・約17分・240円
嵯峨嵐山駅下車
嵯峨嵐山駅から大覚寺までは、北に向って徒歩約14分、約1㎞です。
京都駅からバスで行く
京都駅から大覚寺へ、「市バス」を利用して行く場合。
JR京都駅・中央改札口から「京都タワーが見える方」へ出ます。
すぐ目の前が、京都駅バスターミナルです。C6番から乗ります。
京都市バス28系統(大覚寺行)に乗る
⇓ 約55分・230円
降車バス停:大覚寺
バス停の目の前が大覚寺だよ。
バスは1時間にだいたい3本出ています。
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京都駅からタクシーで行く
【京都駅タクシー乗り場】(京都タワーが見える方です)
大覚寺までのタクシー料金は、約3500円~4000円です。
所要時間は、30分から40分。
交通事情により料金や乗車時間が変化します。
◎京都駅以外からの電車とバスでの行き方は、大覚寺ホームページのアクセス欄をご覧ください。
特にバスでの行き方は沢山ありますので、以下をクリックしてみてください。
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まとめ
以上、2022年の大覚寺の蓮花の見頃と拝観時間と料金、アクセスについてご紹介しました。
まとめます。
・蓮花の見頃は、7月中旬から8月上旬です。
・拝観時間は、午前9時~17時(受付16時半)
・料金は
お堂エリア
大 人:500円
小中高:300円
※障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にてご本人のみ参拝料金が免除となります。
大沢池エリア
大 人:300円
小中高:100円
※障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にてご本人のみ参拝料金が免除となります
京都駅から電車・バス・タクシーのアクセスをご紹介。
蓮は、お釈迦様が台座としてお使いになられた、霊格の高いお花です。
蓮には「汚泥不染の徳」があります。
蓮華は泥沼の中で泥に染まずに美しい花を咲かせます。
それは
穢れの中にあっても清らかに咲きなさい(生きなさい)
と言う意味だそうです。
歴史ある大覚寺の大沢の池の蓮花のパワーを頂き、この難局を乗り切りましょう。
では、こんな感じでお伝えしました。
この度も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
天龍寺の蓮についてはこちらをどうぞ。
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