【44枚イラスト図解】袋帯の結び方は前結びが簡単!初心者でもひとりで結べる方法

袋帯の結び方のアイキャッチ画像
この記事を読んで欲しい人
  • 袋帯は難しい…
  • 一度習ったけど忘れた…
  • 手が上がらないけど袋帯を結べるようになりたい!
  • 袋帯を一人で結びたい!
  • 「前結びって本当に簡単なの?」の疑念を持っている

そんな方に向けて呉服店での販売など長年着物に携わったプロの着付け講
袋帯の簡単な結び方を初心者の人でも一人で結べるようにイラ
ストを使って解説します!」

※この記事では、サテン地の前結び用帯板を使って簡単な前結びをご紹介します。

前結びの良いところは、今まで後ろ手で苦労してたことをすべて前でできて、しかも鏡を見ながらできますので、初心者さんの入門にはピッタリの結び方と言えます。

一度覚えると「今日は着物で出かけよう~♪」と思ったときに美容院に行かなくても、着付けの先生にお願いしなくても、自分で着れてサッとお出かけできますよ!

目次

【初心者】袋帯の二重太鼓は前結びが簡単|袋帯のこと

袋帯と訪問着

袋帯と訪問着

まずは、袋帯を簡単にご説明しますね。
・袋帯は帯の中でも格式の高い帯です。
・名前の由来は、表地と裏地が異なる2枚の生地を袋状に縫い合わせて仕立てていることからきています。
・一般的に式典やお祝い事の席で使われます。
・袋帯の長さは4m17cm、幅は31cmです。
素材、柄行によっては洒落袋(しゃれぶくろ)と呼ばれるものがあります。
これは紬や小紋などに気軽に使われる袋帯のことです。

【初心者】袋帯の二重太鼓は前結びが簡単|前結びの方法

袋帯の二重太鼓はお太鼓の内側にも柄が見える、とても優雅な結び方です。

袋帯の名称としてと、反対側にタレがあります。

二重太鼓を結ぶときにその名称が出てきますので、その二つだけ覚えてください。

以下に長じゅばんと着物の着付けについて詳しく書きましたので、是非併せてご覧ください。

着崩れない長襦袢の着付け方法はこちらをご覧ください。

着崩れない着物の着付け方法はこちらからご覧ください。

次は用意するものをお伝えします。

用意するもの

二重太鼓の結びに必要な物一式

二重太鼓の結びに必要な物一式

以下の6点を用意します。

  1. 袋帯
  2. 前結び用帯板
  3. 帯枕
  4. 帯揚げ
  5. 帯締め
  6. クリップ

※写真にはありませんが、仮紐用の腰ひもを1本

まず、サテン地の前結び用帯板を用意します。

前結び用帯板には、 帯板ごと回すものと、帯だけ回すものの二つのタイプがあります。

どちらでも良いですが、こちらでは帯だけ回すものを使った結び方をご紹介します。
帯だけ回す時は、表がサテン地の帯板を使います。

ひとりでもできる袋帯の結び方

1.前結び用帯板を着物の上に付ける。

2.クリップを中心から12cmずつ脇の方に付ける。

3.帯の輪を下にして、右手をのばして約60cmのところ(左手)を右クリップに止める。

4.そのまま帯を伸ばして左もクリップに止める。

5.テを折りあげて肩に乗せて、ひと巻きする。

ポイント
帯を巻く時は自分の体を回すとやりやすいですよ!

6.帯の下側にクリップを止めて、二巻き目を巻く。

ポイント
帯の下側のクリップ、大事です! これで手を離しても帯はズレません! この後、心配なく進められます。

7.二巻き目を巻く。 クリップで止めたあと、帯を左手で後ろに回し、右手に渡す。

8.左手で帯下のテ先の角を少し引き出して、しっかりつまみ、右手でタレを二度ほど横方向に引いて締める。ぎゅ~!

9.タレを左まで持っていき、テをおろす。

10.テを押さえながらタレを左肩に上げる。

11.降ろしたテを三角に折ってタレの折ったところを被せるように後ろに回す。

このようにタレの上を、折り紙のようにパタン、パタンと折りたたむとゆるまない上に、ねじらないので帯が傷むこともなく、スッキリします。

12.テをしっかり引っ張って、前で止めていたクリップを外して、テを後ろに回してクリップで止める。

13.タレを肩から降ろして、タレ元を平らにする。

14.帯枕の形を確認し、帯揚げをかぶせてゴムで止める。 図のように丸みのある方が上、平らな方が体側、ふわっとふくらみのある方が帯側。

15.帯枕を当てる位置はタレ先を三角に折ったところ。

16.帯枕を当てます。

17.三角に折ったところをパランと下に下ろす。

18.右手で帯と帯枕を持ち、トントンとして落ち着かせる。 帯と着物の間は15cmくらいあける。

ポイント
着物と帯の間を落ち着かせるためにトントンとします。 帯と着物の間はできれば15cm開ける、このひと手間で帯山が綺麗にまっすぐになります。

19.帯枕を持って帯の上線に乗せる。

20.帯枕と帯揚げのヒモを後ろで仮結びをする。 前結びで一番しんどいのがここ。がんばって、ヨイショ!

21.お太鼓の形を作る。 タレ先の長さは人差し指の長さ。 お太鼓の下線に仮紐で押さえ、前に回して結ぶ。

22.前で止めていたテのクリップを外してお太鼓の中に通す。

23.テ先は2cmから3cm出す。

ポイント

ここで、二重太鼓の重なりがズレてないか、ピッタリ合っているか、確認。
前結びなら、鏡を見ながら、ゆったりとした気持ちで確認できます。

24.帯締めを持ってテの幅の真ん中に入れる。

25.前に回した帯締めは、一度結び、交差させて脇の方で2回巻いておく。 帯締めを通したら、仮紐は外す。

ポイント
帯締めは蝶々結びと相性が良くないので、一度結んで交差させて脇に引っ掛けるのがベストです!
いよいよ帯を回しますよ。

26.帯を回すときに邪魔にならないように袖の袂(たもと)を上にからげておく。パラリ!

27.お腹を少しへこませて、帯と帯板の間に親指を入れて2回右に回す。 1回目、ヨイショ!

28.2回目を回す。もう一度、せーの!

29.帯回し完成!

30.仮止めにしていた、帯枕のヒモを帯の上で締めなおす。 一度上に上げて、斜め下おろす。

ポイント
このひと手間で帯枕が背中にピッタリ付きます。

31.ヒモを締めなおしたら、帯の中ほど深く入れる。

ポイント
着物を着る時はお食事がつきものでよね。
お食事を頂いても苦しくないように、ご馳走を沢山頂けるように、ミゾオチには一本のヒモも当たらないようにします!

一日中着てもラクな着方のコツです。

帯揚げを結びなおす

①仮結びを外して、右手で帯揚げの端を持ち、左手で3分の1折った中に手を入れて脇までスゥ~とすべらせる。

➁右手で引っ張りながら、下から折り上げて、左手を中に入れて脇までスゥ~とすべらせて布目を通す。

③もう一度上から折り下げて手を入れて布目を通し、帯の上線にクリップで止める。

④手を持ち変えて、①②③を左も同じように整える。

ポイント
あなたの帯揚げは見られてます! 脇の帯揚げは意外とお人の目が行きます。
ここを丁寧にすると、脇まで綺麗な帯揚げになります。 前も脇も綺麗な帯揚げにします。

➄左上に合わせる。

⑥ひと結びして、タテに上げる

⑦タテにした方をまっすぐにおろして結ぶ。

ポイント

こちらの帯揚げのやり方で、結び目が平らに、美しくなります。

⑧帯揚げの形を整えて、先はクルクルと巻いて帯の中に入れる。

ポイント

全ての紐が、みぞおちに当たらない様に下にグッとおろします。

では、最後に全身を鏡に写して確認します。
背中のシワは脇に寄せます。

34.出来上がり!

【おまけ】ひとりでもできる簡単アップヘアー

自分でできる簡単着物の時用にヘアーです。 着物を着る前にセットしておきます。

まとめ

以上、二重太鼓の結び方をお伝えしました。

まとめ

1.袋帯の名称、テとタレを覚えること。
2.サテン地の帯板を使い、前結びで練習する。
3.帯を巻くときは、自分の体を回す。
4.みぞおちに一本のヒモも当たらないように、全てのひもを帯の中央におろす。
5.帯揚げはひと折りごとに手を入れて脇まで布目を通す。
6.帯締めの結び方は動画を参照

慣れてきたら、手と指の感覚で手早く結べるようになります。

最初は時間がかかっても、ひとつ、ひとつを丁寧に進めていけば、初心者さんも必ず上達します。

ゴールは「着物で出かけたいと思った時にサッと自分で着れる!」こと。

楽しみながら取り組んでいきましょう~♪

名古屋帯の一重太鼓の結び方はこちに書きましたので、併せて是非ご参加ください。

着物は場数を踏むと、流れるように着付けができるようになります。
忘れかけたら、又、こちらを思い出してみてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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