べらぼうの誰袖 (花魁) は実在する?演じた女優は誰?経歴を調査

べらぼうの誰袖 (花魁) は実在する?演じた女優は誰?経歴を調査

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NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺~』に登場する、誰袖(花魁)をご存知でしょうか?華やかで切ない物語を持つ誰袖ですが、「本当にいたの?」「ドラマの話?」と気になっている人もいるようですね。

そこで今回は、魅力的な誰袖(花魁)実在した人物なのか、演じた女優や経歴などを調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。

目次

誰袖(花魁)実在するのかを調査!

大河ドラマ『べらぼう』に出てくる誰袖(花魁)は、実際にいた人物なのかについて、探ってみましょう。

実在する人物?田沼意知との関係も

『べらぼう』の誰袖(花魁)は実際にいた人物なのか、田沼意知との関係はどうだったのかについて紹介します。

実在していた

NHK大河ドラマ『べらぼう』の登場人物である誰袖は、吉原に実在した花魁です。規模の大きな高級遊女屋「大文字屋」で幼少期から過ごしていた誰袖ですが、正確な生没年や素性の記録は残っていません。土山宗次郎に身請けされたのは事実ですが、物語に出てくる仮の名前「花雲助」で吉原へ来ていた田沼意知とのエピソードは本作品のオリジナルです。

ドラマ『べらぼう』は、当時の江戸に実在した人物や出来事、店などを用いて独自のキャラクターやストーリーを盛りこんでいる作品と言えます。

田沼意知とは恋仲だった?

史実の記録から、誰袖と田沼意知が恋仲だったとの事実は確認されていません。2人が直接会っていたことを示す記録もなく、実際の歴史上では接点がなかったと考えられます。

ドラマで描かれる誰袖と田沼意知の恋仲の設定は、史実に基づいたものではない可能性が高いので、ストーリーを盛り上げるための演出として楽しむと良いでしょう。

吉原細見に名を残した

当時の吉原ではガイドブック『吉原細見』を刊行し、店ごとに遊女の名前や格を記載していましたが、「誰袖」も名を残しています。1783年(天明三年)に発行の『吉原細見五葉枩』には、「大もんしや市兵衛」の欄に「たがそで」と記載されました。

誰袖は当時の資料に名前が載っているため、実在していたと考えるのが自然であり、ある程度の地位を持つ遊女だったと推測できます。

最上位ランクの存在

吉原の遊女たちは厳しいランク制度の中で活動し、中でも「呼び出し」は最高位の存在で、特別な客だけが呼べる花魁。誰袖は「呼び出し」としての記載があり、噂だけでなく実力や地位も本物の遊女だったことが分かります。

美しさと教養の両方を備え、多くの人の心をつかんだ誰袖は、当時の吉原を代表する存在の1人だったようです。

知性派の遊女

誰袖が、才気ある遊女だったことが分かる点を紹介していきましょう。

文学の素養を持っていた

華やかさと威厳を備えた花魁である誰袖は、文学の素養も持つ知性派の遊女だったようです。吉原の遊女にとっては、容姿に加えて教養や芸事も大切な魅力とされていました。

中でも高位の遊女「花魁」にとっては、詩歌や書の素養がなければ、一流と認められません。誰袖は、厳しい要求に応えるだけの才能を備えていたと考えられます。

『万載狂歌集』一首の1つ

天明3年 (1783年)に刊行された『万載狂歌集』は、当時人気を博した狂歌を集めたもの。庶民から文化人に至るまで幅広い層に親しまれており、誰袖も歌集の「恋の部」に登場して一首を残しました。

誰袖が昔の恋人を思い出して切なくなる気持ちを、五・七・五・七・七のリズムにのせて歌として詠んだことから、感受性と教養を兼ね備えた知性派の遊女だったと言えます。

吉原の教養文化を体現した

狂歌を詠んで、書を学びながら客とのやり取りを通して知性や感性を磨いた花魁「誰袖」は、吉原の教養文化を体現していました。当時の遊女たちは単なる接待役ではなく、絵師や文人との交流を楽しみながら、芸術や文学に親しんで自らの魅力を高めていったようです。

現在に残る一首からも、誰袖の知的な魅力が感じられるでしょう。

日本美術にも見られる

誰袖(誰が袖)は、人物を描かずに衣桁に掛けられた美しい着物や小物から、持ち主を想像して楽しむ粋な絵のスタイルです。江戸時代の日本美術にも見られ、屏風や掛軸の題材として用いられました。

根津美術館やサントリー美術館などには、作品『誰袖図屛風』が所蔵され、当時の趣向や遊女文化、美意識の豊かさを今に伝えています。

誰袖(花魁)演じた女優や経歴は?

2025年の大河ドラマ 『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、誰袖(花魁)を演じる女優・福原遥さんの経歴について見ていきましょう。

子役から活躍する福原遥

子供向け番組のアイドルから朝ドラヒロイン、本格時代劇の花魁役へと大きく飛躍を遂げた女優の福原遥さん。昔は『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』のまいんちゃんとして子供たちに親しまれ、可愛らしい表情と清らかな存在感で注目を集めました。

福原さんは番組を卒業しても女優業を続け、青春ドラマや社会派作品などで幅広く活躍しています。2022年NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』では、ヒロインの岩倉舞を演じて国民的な知名度を獲得しました。

福原遥の幼少期~小学校時代

1998年8月28日に埼玉県川越市で生まれた福原遥さんの幼少期は、家族の都合で埼玉県内を転々としながら育っています。歴史深い川越の町で培った感覚は、自身の演技や歌声に穏やかな和のぬくもりを与えたようです。

小学校はさいたま市立与野西北小学校に通っていたようですが、さいたま市立大成小・桜木小・三橋小・大宮北小なども可能性として挙げられています。2005年4月の小学1年生のときには子役として、ドラマ『恋の時間』に出演し、芸能活動を開始しました。

中学校~大学時代の福原遥

2011年4月にさいたま市立大成中学校へ進学した福原遥さんは、吹奏楽部でクラリネットを担当する一方で、芸能界では『ピチレモン』の専属モデルとして活動。中学2年生までは、まいんちゃんとしても活躍しました。

2014年4月には東京都の日出高校・芸能コースに入学し、学業と芸能活動を両立させます。多忙だった高校時代は仕事の影響で卒業式を欠席したそうです。2017年3月に高校を卒業した福原さんは大学へ進学せず、女優業に専念しています。

まとめ

今回の記事では、柔らかく温かいキャラクターの誰袖(花魁)実在していたのかを中心に、役を演じた女優や経歴などを紹介しました。

NHK大河ドラマ『べらぼう』の誰袖は実際に存在していたことが分かり、女優の福原遥さんが演じていたようですね。子供の頃から芸能界で活躍する、福原さんの今後の活躍に期待しましょう!

この記事を書いた人

はじめまして、れいと申します。
季節のイベントや京都の神社のこと、心に残る映画やドラマ、芸能関連のトレンド最新情報を書いています!
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