子育て世代のみなさんは、子どもの学校や教育について考えることが多いと思います。そこで今回は、私立と公立の違いについてご説明していきます。昨今では幼児教育もさかんで、私立と公立の違いを調べてより子どもに合ったほうへ進学させたいという親御さんもいることでしょう。私立と公立の違いを知って、幼児のうちから教育方針やゴールを固めておくと良いでしょう。
私立と公立の違いをわかりやすく解説!
私立と公立の違いは、根本的に運営母体が異なることにあります。私立は学校法人が設置する学校のことで、公立は地方公共団体が設置する学校のことです。これらを踏まえて、その中身の違いを見ていきましょう。
学費が違う
私立と公立の違いは、費用です。以下に、高校を例にしたそれぞれの年間平均学費を記載してみました。
【公立高校】457,380円(3年間で1,372,140円)
【私立高校】969,911円(3年間で2,909,733円)
【違い】1,537,593円
受験時の試験科目が違う
私立と公立の違いは、受験の際の科目です。公立受験の場合、過去の教科書から出題されますが、私立受験の場合には基礎と応用のアレンジ問題が多いことが分かっています。各学校で試験問題が作られるため、学校によって試験科目が大きく異なるのもトリッキーですね。
授業のスピードが違う
私立と公立の違いは、私立のほうが授業を進めるスピードが早いことです。小学校から中学校にかけては、大きいところで1,000単位もの差が私立と公立の違いにはあるのだそうですよ。
私立では、主要科目(国語・数学・英語など)を増やしている学校もあり、私立高校では大学受験に向けて手厚いフォローがなされています。
授業内容が違う
私立と公立の違いは、授業内容です。使う教科書が違うので、同じ学年であっても授業内容は私立と公立の違いの1つです。私立では「検定外教科書」といって、公立で使われる検定教科書ではないものを用いることが多く、レベルが高くなるのです。私立中学では、高校の内容を前倒しして教える学校も多いようですよ。
校則の厳しさが違う
私立と公立の違いは、校則の厳しさです。公立はアクセサリーや髪染め、アルバイトなどに対しそこまで厳しいルールを設けておらず、生徒が自由で過ごしやすい環境であることが多くあります。しかし私立では厳しい校則が設定されているので、バッグや靴下まで学校指定のものが用意されることも多く、アルバイトやアクセサリーも禁じられるケースがあります。
私立と公立それぞれに向いている人
私立と公立の違いが分かったところで、それぞれに向いている人の特徴をまとめてみましょう。
【私立に向いている人】
- 高い学力をつけたい
- 勉強に意欲的である
- 学校でいろんなことにチャレンジしたい
- 学校の教育方針に賛同している
【公立に向いている人】
- 学費を抑えたい
- 学校の教育方針にはこだわらない
- 部活動や学校行事を楽しみたい
- 自由でのびのびした学校生活を送りたい
上記のように、私立に行く人は勉強に意欲的で、私立の教育方針に賛同している人がふさわしいと考えられます。公立よりも授業内容やスピードが難関である可能性もあるので、子どもの息が詰まってしまわないよう気をつけたい点ですね。
公立は授業のスピードもゆるやかで、全体的にのびのび自由に過ごせるので、学業にそこまで力は入れないものの、楽しい学校生活が送れるでしょう。
まとめ
私立と公立の違いについてまとめてみました。昨今では発達障害と診断される子どもが増えてきており、発達障害児が放課後に利用する放課後 等デイサービス ずるいといわれることも多くなってきました。放課後等デイサービスを活用しながら私立小学校に通うことも可能なので、子どもの能力や性格に合う学校を選定してあげたいですね。