近年のドラマではサイコパスとも呼ばれるような狂気的な登場人物の演技を披露した役者が評価を高める傾向にあります!サイコパス俳優なんて呼ばれ方をする人も?
今回はサイコパスな役がハマっていた俳優について紹介しますよ!
サイコパスとは?
サイコパスとは、精神病質(サイコパシー)と呼ばれる精神障害を持つ人のことを指し、極端な冷酷さや無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義、とりわけ良心の欠如などの特徴を持つ人のことを言います。他人の痛みに対する共感が全くなく、自己中心的な行動をして相手を苦しめて快楽を感じるも、罪悪感は微塵も覚えないという特徴を持ちますよ。
しかし、近年は「サイコパス」という言葉が馴染み深くなり、軽く使われるように。創作物では単に狂気的な姿を見せたキャラを「サイコパス」と呼ぶ場合も多くあります。
サイコパス役がハマった俳優
ではサイコパス役の演技がハマった俳優、サイコパス 有名人として評価を集めた役者を紹介しますよ。
土屋太鳳
最初に紹介するのは、土屋太鳳さん。天真爛漫なイメージが強かった土屋太鳳さんですが、2021年2月公開のサスペンス映画「哀愁しんでれら」では、不幸と幸運をジェットコースターのように味わった末、後に社会を震撼させる凶悪事件を起こす女性を演じ、高く評価されました。
土屋太鳳さんは「作品にある、サイコパスな事件を起こすというのが自分の中で納得できなかった。警戒してしまった」という理由で、なんと3度もオファーを断ったのだとか。それほど悩み、真剣に考えた末に四度目で受けたという経緯も、好演に影響しているのかもしれません。
高岡早紀
続いて紹介するのは、高岡早紀さん。2019年に放送されたフジテレビ系のドラマ「リカ」、及びその過去篇となる2021年公開の映画「リカ~リバース~」で、純愛を貫くには手段をいとわない自称28歳の女を演じました。映画化に至ったことが、高岡早紀さんの演技が好評だったことの証拠ですよね。
高岡早紀さんはサイコパスの役を演じるにあたって「私にとってハードルが高い」「好んでやりたい役ではなかった」とコメントしています。「ここまで嫌われる女性を演じた経験はない」と語ったことも。サイコパス役は、役者さんも少し複雑なんですね。
菅田将暉
続いて紹介するのは、菅田将暉さん。2019年に放送された日本テレビ系のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」では教え子たちを監禁する教師役、2020年のTBS系ドラマ「MIU404」では作品のラスボス的立ち位置のキャラを演じ、その狂った言動は凄まじい臨場感を生みました。2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」では源義経役を演じ、その登場回には無邪気に残酷な行為を行い、「サイコパスみが凄い」と話題になりました。
様々な役に引っ張りだこな分、印象的なサイコパス役も多いようです。
松山ケンイチ
続いて紹介するのは、松山ケンイチさんです。出世作とも言える「デスノート」では猫背で変人、不気味な所もある天才探偵「L」を怪演、2009年の日本テレビ系列のドラマ「銭ゲバ」では、普段は温和で物静かなものの、残忍で非情な銭ゲバの一面も持つ主人公を演じました。これらの作品から松山ケンイチさんも、「サイコパス役が見事な俳優」として多くの支持を集めていますよ。
佐野史郎
最後に紹介するのは、佐野史郎さん。1992年に放送されたTBS系列の伝説的ドラマ、「ずっとあなたが好きだった」で狂気的なマザコンであり、夫婦生活の上手くいかなかった妻から離婚を切り出されて嫌がらせなどを行うようになる桂田冬彦、通称「冬彦さん」の役を演じました。佐野史郎さんの怪演から同作、及び冬彦さんは社会現象にまで発展、今なお語られるドラマとなっています。サイコパス役の第一人者的存在とも言えるかもしれませんね。
まとめ
今回はサイコパスな役がハマっていた俳優について紹介しました。
狂気的な演技こそ、役者の演技力が最も発揮される場面なのかもしれません。これからもきっと、新たな怪演俳優が続々登場することでしょう。