2020年初期から新型コロナウイルス拡大防止対策として、全世界でリモートワークが導入されたことにより、ノートパソコンの需要が急増したことなどによる各電源ICなどの半導体の供給不足が顕著になったことも記憶に新しいですが、2022年現在はコロナウイルスと共に生きる「Withコロナ」もしくは、「ニューノーマル」としてリモートワークを引き続き行っている企業も多くあります。
通勤の負担がなくなること、化粧をする必要がなくなる、スキマ時間ができるなどのメリットからリモートワークを好む従業員も多い印象です。しかし、企業側にとってのメリットとは何なのでしょう。
1、離職率の低下
社員のワークライフバランスが改善されることにより、社員の会社への満足度を向上させることに繋がります。他にも出産・育児の段階でも仕事を続けやすくなること、家族の転勤により住居が変わっても仕事をそのまま続けられるなど、従来の働き方では離職の理由であったことでも、リモートワークによって、勤続が可能になります。そういったことが社員の離職率低下に結びつき、優秀な人材が会社に定着することにより、会社全体的に安定した生産性を保つことができます。
2、コスト削減
従業員が毎日通勤する際の通勤費用はもちろん、他にもデジタル化の促進が図れることによって、ペーパーレスにすることが可能になり、例えば会議に使う書類やその資料を保管するスペースが必要なくなり、オフィスもレンタルオフィスに変更することができるなど、コストの削減ができます。
3、生産性の向上
従業員が働きやすい環境でストレスなく作業に集中できることで、仕事へのモチベーションが向上し、効率性が上がることは、結果としては企業側にとっての大きなメリットになります。
4、優秀な人材の獲得
リモートワークにすることによって、国内だけでなく世界中どこに住んでいる人材でも雇用することが可能になります。従来の働き方では、他エリアに住む人材を呼び寄せる、もしくは通勤可能なエリアでのみ採用を行っていた企業が多かったのですが、エリアに縛られずに優秀な人材を獲得することが容易になります。