NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が面白いですね~!
今回は、【更新あり】『鎌倉殿の13人』の登場人物65人のキャスト相関図と13人の覚え方と題してご紹介します。
只今、2022年2月の時点で第五次出演者が発表されましたので随時更新しています。
後鳥羽上皇(尾上松也さん)、八田知家(市原隼人さん)、北条泰時に(坂口健太郎さん)、義時の義時の正室・比奈(堀田真由さん)など続々と新しい豪華キャストをお楽しみくださいね!
脚本は、大河ドラマ「新撰組!」「真田丸」をてがけられた三谷幸喜さん。
コメディーとシリアスの融合が絶妙です。
野心とは無縁だった、伊豆の弱小豪族の次男だった若き北条義時が、どのようにして武士の世の基盤を築き、頂点に昇りつめたのか…
三谷幸喜さんは、「義時はただカッコよくて、心やさしいヒーローではなく、人間のずるさ、ダークな部分も持ち合わせた男」と言われています。
毎回、展開が楽しみです!
それから、時代劇の相関図を把握することは、なかなか難しいですね。
以下に『鎌倉殿の13人』の全体相関図の他にも、頼朝の相関図や源氏の系譜も貼っておきますので、ドラマを観られる時の参考になさってください。
- 頼朝の相関図
- 頼朝の異母兄弟の関係図
- じさま(伊東祐親家)の相関図
- 源氏の系譜
こちらの記事で以下のことが分かります!
・キャスト相関図
・源頼朝の相関図
・源頼義から始まる源氏の系譜
・65人のキャスト紹介
・「鎌倉殿の13人」をもっと楽しむには?
・ファンの評判とは?
『鎌倉殿の13人』登場人物のキャスト相関図
まず、鎌倉殿の13人のキャスト相関図を作成しましたのでご覧ください(クリックすると拡大表示されます)。
ドラマを観られる時の参考になさってください。
『鎌倉殿の13人』は、源平合戦から鎌倉幕府が誕生する時代に繰り広げられる権力争いと駆け引きが描かれます。
頂点に立つのは小栗旬さんが演じる「北条義時」です。
『鎌倉殿の13人』源頼朝の相関図
6話あたりから頼朝の異母弟が出演されます。
頼朝との関係が分かる、源頼朝の相関図を貼っておきますので参考にされてくださいね。
(クリックすると大きくなりますよ。)
本来、義朝の長子は義平ですが、長子ではありますが母の身分が低かったため(遊女の可能性が高い)嫡男は頼朝となったのですね。
では、次にそれぞれの母をご紹介します。
それぞれの母は以下のとおりです。
8話出演の阿野全成と義経は同母の常盤御前ですね。
頼朝の兄弟の母 | |
長子 義平 | 遊女? |
次男 朝長 | 波多野義通の妹 |
由良御前 | |
四男 義門 | 由良御前 |
五男 希義 | 由良御前 |
遠江国 池田宿の遊女 | |
常盤御前 | |
常盤御前 | |
常盤御前 |
『鎌倉殿の13人』じさま(伊東祐親)の相関図
北条時政と三浦義澄はじさま(伊東祐親)娘を嫁に貰っています。
なので、じさまの娘の八重と義時、義村とは伯母と甥の関係になります。義時と義村は従兄弟ですね。
源氏の系譜
こちらも6話で頼朝と同じように「源氏の棟梁」を名乗る、源信義が出演します。
なぜ、源氏の棟梁が2人いるのか?
こちらの系譜を見て頂くと、その謎が解決します。
清和天皇から始まる源氏の系譜を貼っておきますので参考にされてください。
『鎌倉殿の13人』覚え方
「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府において中心的・指導的な人物たちを指します。
またそこから転じて、鎌倉幕府そのものを示す場合もあります。
三谷幸喜さんは、13人の御家人を名前の頭文字を取って
「ひかわなにお ほほはあみあみ」
と覚えて貰えばよいと言われています。
ということで、表にしてみました。
御家人とは、鎌倉時代の将軍直属の武士のこと。
将軍に忠誠義務を尽くす代償に、所領安堵・新恩給与などの保護を受けた人たちを言います。
13人の御家人については、現時点で以下の様に配役が決まっています。
新たに八田知家が決まりました!
(の画像をクリックしてもらえば画像が大きく表示されます)
覚え方 | 13人の御家人 | 任務 |
ひ 比企能員 (ひき よしかず) | 武士源頼朝の乳母比企尼の養子 信濃(現在の長野県)・上野(現在の群馬県)守護 | |
か 梶原景時 (かじわらかげとき) | 武士平家方でありながら、源頼朝を石橋山の戦いで助けた武将 侍所別当(さむらいどころべっとう) | |
わ 和田義盛 (わだよりもり) | 武士三浦大介義明の孫 侍所別当(さむらいどころべっとう) | |
な 中原親能 (なかはらちかよし) | 中原親能(なかはら ちかよし) キャスト未発表 | 公家政所公事奉行人 京都守護 |
に 二階堂行政 (にかいどうゆきまさ) | 二階堂行政(にかいどう ゆきまさ) キャスト未発表 | 公家政所執事 |
お | 公家政所別当 | |
ほ 北条時政 (ほうじょうときまさ) | 武士初代執権であり源頼家の外祖父 伊豆・遠江(現在の静岡県西部)・駿河守護政所別当 | |
ほ 北条義時 (ほうじょうよしとき) | 武士北条時政の嫡男、父の失脚後権力を握る 寝所警護衆(家子) | |
は 八田知家 (はったともいえ) | 武士源義朝の落とし胤とも言われた武士 常陸(現在の茨城県)守護 | |
あ 安達盛長 (あだちもりなが) | 武士企尼の娘婿、伊豆に流された頼朝を援助した武将 常陸(現在の茨城県)守護 | |
み 三浦義澄 (みうらよしずみ) | 武士三浦大介義明の嫡男、安房に渡った源頼朝を助けた武将 相模守護 | |
あ 足立遠元 (あだちとおもと) | 武士足立氏の祖 公文所寄人(くもんじょよりゅうど) | |
み 三善康信 (みよしやすのぶ) | 公家伊豆に流されていた頼朝に京都の情報を伝えていた 公文所寄人(くもんじょよりゅうど) |
こちらに「鎌倉殿の13人」のロケ地について詳しく書きましたので是非ご覧ください。
では、ひとり、ひとりご紹介します。
登場人物のキャスト紹介1北条義時(ほうじょうよしとき):小栗旬さん
『鎌倉殿の13人』の主人公、北条義時(ほうじょうよしとき)は、小栗旬さんが演じられます。
長寛元年(1163)に北条政時の次男として生まれます。
義時が15,6歳の時に、姉の政子が伊豆の流罪人であった源頼朝の妻となって運命が変わり始めます。
野心とは無縁だった義時がどのように12人の権力闘争を経て、昇りつめるのか、見どころですね。
小栗旬さんの近年の作品は、ドラマ・「代償」・「人間失格」太宰治と3人の女たち
があります。
登場人物のキャスト紹介2北条時政(ほうじょうときまさ):坂東彌十郎さん
『鎌倉殿の13人』の主役の北条義時の父、北条時政(ほうじょうときまさ)を演じられるのは坂東彌十郎さんです。
坂東彌十郎さんは歌舞伎役さんで、中村勘三郎さんと海外公演で共演されたり、ご自身でもヨーロッパ講演を成功させておられます。
『鎌倉殿の13人』では、3代しか続かなかった源氏の世がなくなった時に実権を握りますが、後に義時と政子に追放されます。
このことを三谷幸喜さんは、「サザエさん」に例え、
「政子をサザエ、義時をカツオ、頼朝をマスオ、時政を波平」と表現し、
サザエとカツオが手を組んで、マスオが死んだあと、波平を磯野家から追い出す」と話されていました。
的を得て分かりやすい解説ですね。
ふたりの子が手を組んで父を追放するという悲惨な物語が、このサザエさんの例えだけでも「笑いに」変わります。
さすが、三谷幸喜さんだね。
登場人物のキャスト紹介3北条宗時(ほうじょうむねとき):片岡愛之助さん
主人公北条義時(ほうじょうよしとき)の兄の、北条宗時(ほうじょうむねとき)は片岡愛之助さんが演じられます。
平家打倒を訴える熱き夢想家とは、はかない感じだね。
石橋山の戦いで討たれてしまうのよね。
片岡愛之助さんの役にかけるコメント
打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。
らぶりん様ならどんな表現でも大丈夫です!
登場人物のキャスト紹介4北条政子(ほうじょうまさこ):小池栄子さん
主人公北条義時(ほうじょうよしとき)の姉の「北条政子」を演じられるのは、小池栄子さん。
北条政子とは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の正室で、頼朝亡き後幕府の実権を握った人物です。
歴史上では、頼朝亡きあと、幕府は朝廷との争いになります。
この時に、後鳥羽上皇の挙兵に動揺する御家人たちに対し、北条政子は「最期の詞」と称して亡き頼朝公の御恩を「山より高く、海より深い」と称え、三代にわたる将軍家の恩に報いるため、逆臣を討て、といった涙ながらの大演説を行いました。
こちらが全文です。
皆心を一にして奉るべし。是れ最期の詞なり。故右大将軍朝敵を征罰し、関東を草創してより以降、官位と云ひ俸禄と云ひ、其の恩 既に山岳よりも高く、溟渤よりも深し。報謝の志浅からんや。而るに今逆臣の讒に依りて、非義の綸旨を下さる。名を惜しむの族は、早く秀康・胤義等を討ち取り、三代将軍の遺跡を全うすべし。但し院中に参らんと欲する者は、只今申し切る可し者り。
引用元:onnatachi.net
現代語訳
従二位の北条政子は、家人たちを簾の下に招き、安達景盛に示し含めて言うことに、「皆心を一つにしてお聞きなさい。これが私の最後の言葉である。
故右大将軍(源頼朝公)が朝敵(平家)を征伐し、関東(鎌倉幕府)を草創してから、官位といい、俸禄といい、その恩はすでに山よりも高く海よりらも深いのだ。
恩に報いようという志が浅くはありませんか。
しかるに今回、逆臣の讒言によって、道義に反した綸旨(天子の命令)が下された。名を惜しむ者は、早く藤原秀康・三浦胤義(上皇方の首謀者)らを討ち取り、三代将軍の眠る、この鎌倉の地を守りなさい。
ただし院方に参ろうとする者は、ただ今申し出るとよい」
この演説に胸を打たれた御家人たちは奮起します。
小池栄子さんは涙ながらの演説をどのように表現されるでしょうね。
今からワクワクです!
登場人物のキャスト紹介5牧の方:宮沢りえさん
義時の父、北条時政の妻であり、義時の継母である牧の方を演じられるのは、宮沢りえさんです。
夫・時政とはかなり年齢が離れていましたが、その仲は睦まじかったという文献もありますが、夫の欲をあおり権力の座に導いていく悪女のイメージを宮沢りえさんがどのような牧の方を演じられるのでしょう。
今まで悪女役があまりなかった宮沢りえさんの新境地になるかもしれませんね。
登場人物のキャスト紹介6阿波局(あわのつぼね):宮澤エマさん
義時の妹、阿波の局(あわのつぼね)は、宮澤エマさんです。
伊豆の素朴な武家の家に生まれ育った阿波局が、やがて鎌倉幕府を揺るがす影響力のある女性になります。
登場人物のキャスト紹介7源頼朝(みなもとよりとも):大泉洋さん
鎌倉幕府を開いた源頼朝を演じられるのは大泉洋さん。
流罪人の時に北条政子を妻にします。
平家との因縁や異母兄弟の義経との対立、妻政子との繋がりや元妻、八重(新垣結衣さん)や愛妾、亀(江口のりこさん)との関係など頼朝の周囲に様々が確執が渦巻きます。
大泉洋さんは、教科書では語られない人間頼朝を丁寧に演じていけたら、と言われています。
個人的に大泉洋さんの大ファンなので期待感いっぱいです!
登場人物のキャスト紹介8源義経(みなもとよしつね):菅田将暉さん
源頼朝(大泉洋さん)の異母兄弟の弟で、天才軍略家の源義経を演じるのは菅田将暉さんです。
義経といえば、幼名は「牛若丸」。
「弁慶と牛若丸」で有名ですね。
異母兄弟でありながら、当時母親の身分が重視された時代で、召使いだった母をもつ義経は頼朝にとっては兄弟でありながら家臣同然で、源氏の後継者になることはない、悲劇の武将です。
大河ドラマは 「おんな城主」から2度目の出演です。
菅田将暉さんは、綺麗なイメージがある義経を生々しく生きていた、と実感しながら演じて行きたいと意気込みを語られています。
菅田将暉さんが演じられる、いまだかつて見たことがない義経は、本当に楽しみです!
登場人物のキャスト紹介9源頼家(みなもとよりいえ):金子大地さん
源頼朝の長男、源頼家(みなもとよりいえ)を金子大地さんが演じられます。
圧倒的な父を超えようと奮闘する第二代将軍の頼家です。
2018年、ドラマ「おっさんずラブ」(EX)で知名度を高められた俳優さんですね。
新進男優賞を受賞された金子大地さんの源頼家に乞うご期待です!
登場人物のキャスト紹介10大姫(おおひめ):南沙良さん
父の野望に巻き込まれていく、純朴な少女を演じられるのは、大河ドラマ初出演の南沙良さんです。
南沙良さんは過酷な運命をたどった大姫をどのように表現されるのでしょうね。
ご本人は、
これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待の方が大きくなっている、
と言われていますので、なかなかの大物ですね!