2017年の大河ドラマ『おんな城主・直虎』を、ご存知でしょうか?井伊家の女性当主・井伊直虎の生涯を描いた作品であることから、注目している人もいるようですね。
そこで今回は、ドラマ『おんな城主・直虎』キャストやあらすじをまとめ、ロケ地はどこなのかについて調査しましたのでご紹介していきます。
『おんな城主・直虎』キャストは?
大河ドラマ『おんな城主・直虎』キャストは、個性あふれる俳優が出演。2010年放送・龍馬伝 キャストで主演を務めた福山雅治さんのように、柴咲コウさんも俳優業と音楽活動を両立させながら本作で主演を務めました。
直虎を取り巻く、多彩な登場人物を演じた俳優たちを紹介しましょう。
井伊直虎(おとわ)役:柴咲コウ
柴咲コウさんは、井伊直虎役を演じています。女性でありながら井伊谷の領主となり、井伊家再興のために尽力したおんな城主です。1998年にデビューし、演技だけでなく歌手やモデル、声優としても活躍する俳優の柴咲さん。本作では、NHK大河ドラマ初出演・初主演を果たしました。
柴咲さんの代表作には、ドラマ『ガリレオ』シリーズや『Dr.コトー診療所』などがあります。映画『GO』では日本アカデミー賞やキネマ旬報ベスト・テン、ブルーリボン賞などで最優秀助演女優賞や最優秀新人賞を受賞しました。
井伊直親(亀之丞)役:三浦春馬
三浦春馬さんは、『おんな城主・直虎』で井伊直親を演じています。幼少期を井伊谷で過ごし、小野政次の幼馴染で直虎の婚約者だった人物。父が嘘の告げ口で処刑され、自身も隠遁生活を余儀なくされました。のちに故郷へ戻り「ひよ」と結婚し、井伊直政をもうけて井伊家再興に尽力しています。
三浦さんは1996年に6歳で子役デビューし、ドラマや映画・舞台などで幅広く活躍。大河出演は『武蔵─MUSASHI─』『功名が辻』に続く3作目。代表作は『14才の母』『コンフィデンスマンJP』『キンキーブーツ』などがあります。
小野政次(鶴丸)役:高橋一生
『おんな城主・直虎』で小野政次を演じたのは、助演男優賞を受賞した俳優の高橋一生さんです。「政次ロス」と言われるほど惜しまれるキャラクターとなった小野政次。直虎や井伊直親の幼馴染で、表向きは家を自分の思い通りにしようとする悪家老に見えましたが、井伊家を守るために行動した人物です。
高橋一生さんは1990年に映画デビューし、『耳をすませば』では声優を務めました。大河ドラマ出演は5作目で、近年の代表作にドラマ『岸部露伴は動かない』や映画『シン・ゴジラ』があります。
南渓和尚役:小林薫
大河ドラマ『おんな城主・直虎』で、小林薫さんは南渓和尚役を演じました。南渓和尚は井伊谷の龍潭寺の住職で、井伊直虎の親戚にあたる人物です。直虎が次郎法師となった際には教えを授け、井伊家の当主に推薦したり、直政が徳川家康に仕えるきっかけを作ったりして、直虎を導きました。
小林薫さんは映画や舞台に加え、『美の巨人たち』のナレーションやジブリ作品での声優など、幅広く活躍する名優です。大河ドラマへの出演は『峠の群像』『春の波涛』に続く3度目で、2021年の『青天を衝け』では主人公の父親役も務めています。
井伊直政(虎松)役:菅田将暉
井伊直政(虎松)役を『おんな城主・直虎』で演じたのは、菅田将暉さんです。安土桃山時代の武将で、徳川四天王の1人として活躍し、初代彦根藩主となった人物。本作では、父・井伊直親の死後に井伊直虎の養子となり、若くして井伊家の再興を目指す勇敢な若武者として描かれました。
菅田将暉さんは俳優やミュージシャンなど、幅広く活躍しており、『仮面ライダーW』『ミステリと言う勿れ』『糸』などで知られています。大河ドラマは本作が初出演ですが、2022年『鎌倉殿の13人』で源義経を演じて注目を集めました。
『おんな城主・直虎』あらすじをまとめてみた
戦国時代から、安土桃山時代の遠江国井伊谷を舞台に、井伊家再興を目指す女性領主・井伊直虎の生涯を描く『おんな城主・直虎』。おとわ(直虎)は、幼馴染・亀之丞(直親)が戦乱で命を狙われ隠遁したため結婚せず、井伊家を守るために「次郎法師」として出家します。
亀之丞が戻ってきても、妻がいたため2人は結婚せず、直虎は当主として井伊家再興に挑みました。本作は戦乱の中で数々の困難に立ち向かい、城主として成長していく直虎の姿が描かれています。史料が少ない人物なので、小和田哲男さんと大石泰史さんが考証を担当しました。
『おんな城主・直虎』ロケ地は?
大河ドラマ『おんな城主・直虎』のロケ地や、ゆかりの地について、見ていきましょう。
高根城跡:ロケ地
浜松市天竜区にある高根城跡は、大河で「井伊谷城」として登場した人気のロケ地。歴史では井伊家との関係はなく、ドラマの雰囲気を感じられる場所として注目されました。
車のアクセスが便利ですが、天竜浜名湖鉄道の向市場駅から徒歩でも訪れることができます。高根城は、北遠江と南信濃の境に築かれた奥山氏の城で、今川氏に属していましたが、武田信玄に敗れたのちに廃城となりました。現在は主殿・城門・井楼櫓・柵条などが復元され、土塁や堀切も美しく残っています。
宿蘆寺:ロケ地
ロケ地「宿蘆寺」は、浜松市西区庄内町にある由緒あるお寺。『おんな城主・直虎』では龍潭寺の代わりとして登場し、参道の門のシーンで使われました。
井伊谷からは少し離れていますが、浜名湖観光のついでに立ち寄れる距離にあり、静かで落ち着いた雰囲気が魅力的。「三方原合戦の際、徳川家康が逃げ込んだ」との伝説も残されており、歴史好きにとっては、見どころの多い場所でもあります。
龍潭寺:ゆかりの地
「龍潭寺」は、井伊直虎ゆかりの地として最も有名な場所の1つ。遠州地方を代表する古刹で、大河ドラマでも南渓瑞聞が和尚を務めていた寺として登場しました。
井伊家の菩提寺で、井伊直虎の供養塔をはじめ、初代から歴代当主の墓所が静かに並んでいる龍潭寺。寺内には国指定名勝の庭園があり、四季折々の風情を楽しめる美しい景観が魅力です。庭園は有料ですが、墓所は無料で見学できるため、気軽に訪れることができます。
まとめ
今回の記事では、NHK大河ドラマ『おんな城主・直虎』キャストを中心に、あらすじやロケ地の場所などを紹介しました。
本作のキャストは、個性あふれる俳優が揃っており、ストーリー展開も魅力的な作品のようですね。『おんな城主・直虎』の物語に触れながら、井伊直虎ゆかりの地や物語のロケ地にも訪れてみましょう!










