【コントが始まる】3話｜着信履歴は心配している合図と『奇跡の水』！

2021年5月2日2021年6月4日

【コントが始まる】第３話が放映されました。

冒頭のコントは『奇跡の水』

兄弟を演じる春斗と潤平（仲野太賀）、そして謎の男を演じる瞬太（神木隆之介）。誰が見ても怪しさ全開の“水を崇拝する兄とそれを説得する弟”をテーマにした、マクベスのとりとめのないコントの「前フリ」が始まる。

さて、第３話はどんな伏線回収が？

奇跡の水はいくつあるのでしょうか？

こちらの記事では、ドラマ【コントが始まる】の第１話から最終回の結末までの見どころやあらすじ、時々ネタバレをイラストを交えて更新していきます。

こちらを読んで頂いて、ドラマ【コントが始まる】がより楽しんで頂けるように書きました。

れい

では、始めます。

毎熊克哉【コントが始まる】3話のあらすじ

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ドラマは、売れないトリオ芸人「マクベス」のツッコミ担当・春斗（菅田将暉）、ボケ担当の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)、そして彼らのファンになるファミレス店員・中浜さん（有村架純）、その妹のつむぎという5人の若者による群像劇となっています。

毎話、マクベスのコントから始まり、残りの物語の重要な伏線としてつながるという珍しいの構成で、大敗の人生を歩む若者たちが思い描きもしなかった未知の幸せや人たちと巡り合う様子を描きます。

3話の冒頭のコント「奇跡の水」は、春斗の兄・俊春の実話をベースにしています。

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今回も間宮祥太朗さんがTwitterでシェアされましたよ～！

今日も沁み入りました、コントが始まる
— 間宮祥太朗 (@shotaro_mamiya) May 1, 2021

春斗の兄・俊春引きこもる

ウィンディー古賀様のコサインパワーが入った『奇跡の水』

春斗の兄は、学生の頃から成績優秀で外資系企業に就職し、ずっと順風満帆の人生を送っていました。

そんな兄がマルチ商法の怪しげな水『興神水』に引っかかり、春斗にも「運気が上がるから飲め」と勧め、段ボール箱で送りつけてきます。

春斗は必死で止めようとしますが、兄はやめようとはせず、やっと洗脳に気づいた時には、仕事も、家庭も、友人もなにもかも失います。

俊春は優秀がゆえに、親に期待され、その重圧が知らず知らずのうちに孤独を招いてしまった、家族の責任でもある、と自分を責めるのです。

ある日、春斗が実家に帰り、両親に兄の話を聞きました。

マクベスが解散するのは、自分のせいだ、自分がしっかりしてないからだと暴れたと。

俊春は、トイレに行く以外はほとんど部屋から出てこないで引きこもっていて、風呂もシャワーだけだと言います。

春斗は、久しぶりに兄の部屋のドア越しに話しかけます。

兄ちゃん、マクベスを解散するのは兄ちゃんのせいじゃねぇから。
たまには湯船に浸かったら?
おやじと母さんだけじゃお湯もったいないから

そう言って、実家を後にして、マンションに戻った春斗に瞬太が兄ちゃんに電話をするように言います。

無視されたのに、なんでかけるんだという春斗に

ドアをノックし続けることが大事なの。
着信履歴はね『心配しているよ』ってメッセージなんだよ

春斗は兄に電話しますが、俊春はスマホをみつめるだけで出られません。

中浜さんの辛い過去

中浜さんはかつて一流企業に勤めていました。

真面目な性格の中浜さんは、恋人にも仕事にも一生懸命尽くしますが、恋人はほかの女性と結婚するといい、仕事でもいつのまにかトラブルの責任を押し付けられて利用されてしまします。

仕事のトラブルが落ち着いたのを見届けて会社をやめ、その足で昼間から立ち飲み屋で浴びるほど飲み、まだ飲みたらなくて公園でカップ酒を飲みベンチで酔いつぶれます。（この時にバイト帰りの春斗に出逢います）

中浜さんのマンションでマクベスの3人とたこ焼きパーティーをした時に、ポツリポツリと過去の辛かった事を話します。

寂しいんですよね。
私が頑張るからダメなのか、頑張り方が間違ってるのか。
何がなんだかわかんなくなっちゃって。
頑張って傷つくのが怖くて。
でも、何かをちゃんとやろうとする気持ちを抑える日が来るなんて思ってなかったし、頑張らなくていい方を選択した事もなかったし。

このセリフは心に刺さりました。

誠実にがんばっている人が摂取され、がんばったことが悪かったのかと悩み、気力をそがれて行く社会。

そして、泣いている中浜さんに、潤平は、首にかけていた、自分が足を洗って拭いたタオルを中浜さんに渡します。

皆が、それは潤平が足を拭いたタオルだから、と止めますが、潤平は、

足を洗ったし、綺麗だから。

と真顔で言い、中浜さんも、

ですよね。

と言って、そのタオルでまた、涙を拭きます。

止めても、止めても潤平の足を拭いたタオルで涙を拭く中浜さんです。

足を拭いたタオルをネタに、みんなを笑いに包み、涙が消えて行きます。

中浜さんの過去の辛い話は、回想シーンではなく、有村架純さんの演技だけでどれだけ辛かったかを私たち視聴者に伝えました。

視聴者が簡単に想像できる、すばらしさでした。

その後のお兄ちゃん

春斗の兄の俊春は、春斗が帰ったあと、風呂に入り湯船に浸かります。

人が風呂に入ったシーンでこんなにホッとしたのは初めてでした。

そして、カーテンを開け、髭をそり、春斗に電話します。

俺が再婚するとき、また披露宴でコントやってくれよ。

再婚の予定はあるのか、と問う春斗に、マクベスが売れるよりは先だと言います。

そして、

お前は好きなことをやれ。
両親をおとなしくさせるのは長男の役目だ

俺を説得しても無駄だ

これは、劇中のコントで兄役の潤平のセリフでした。

俊春もコント『奇跡の水』を見ていたのでした。

そして、春斗のスマホ越しに電車が走る音が聞こえます。

それを聞いて、俊春が外から電話をかけてくれたことが分かり、春斗は大きな声で何度も笑います。

兄弟っていいなぁと思いました。

【コントが始まる】3話の感想です。

#コントが始まる　3話。
兄役で大好きな毎熊克哉が出てきて演技も良くてめっちゃ嬉しかったけど、そのキャラクターのお話としてはめっちゃつらくて泣きそうになってしまった。でもとてもイイ話で本当に良かった。つらくて泣きそうになったけど、イイ話としてのラストで泣いた。風呂は奇跡の水。
— 成川ジロー (@dragon_jiro) May 7, 2021

これほど登場人物に共感して、感情移入してしまうドラマはなかったかもしれない。２話３話で前半メインでありながら、感情を出さなかった瞬太とつぐみは何を考えてるのかなとか考えてしまう。視聴率が低いらしいけど、こういうドラマ作ってくれてありがとうございますという気持ち。#コントが始まる
— はんドレ (@hanpen_dressing) May 7, 2021