べらぼうとは?方言の意味を解説!意外と知らない地域の言葉も紹介

べらぼうとは?方言の意味を解説!意外と知らない地域の言葉も紹介

2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の「べらぼう」の意味をご存知でしょうか?江戸っ子が使っている印象もありますが、意味を十分に理解している人は少ないかもしれませんね。

そこで今回は「べらぼうとは?方言の意味について」や、意外と知らない地域の言葉を調査しましたので皆さんにご紹介していきます。

目次

べらぼうとは?方言の意味について

「べらぼう」は江戸の方言であり、意味は以下のとおりです。

  • 常識はずれ
  • 愚かしい
  • 甚だしい

江戸の人たちの気性や、社会の雰囲気を表す言葉として知られている「べらぼう」。例文は「今日はべらぼうに寒い」「べらぼうな値上がり」などが挙げられます。

同じ江戸の方言で“何を言っているんだ”を意味する「てやんでぇ」は、べらぼうと一緒に使うことが可能です。2つの言葉を合わせると「てやんでぇ、べらぼうめ」となり“何を言ってやがる、この馬鹿者が”を意味します。

「べらぼう」は江戸方言でしたが、東京の下町方言として残りました。

意外と知らない地域の言葉を紹介

意外と知らない地域の言葉は、以下のとおりです。

  • 北海道「うるかす」
  • 東北「でかす」
  • 東海「えらい」
  • 関西「ぐねる」
  • 中国「ちばける」

方言をピックアップしましたので、参考にしてみてください。

北海道「うるかす」

北海道の方言である「うるかす」は、意外と知らない地域の言葉です。「鍋うるかして」「お米、うるかしておいて」などは、北海道だけでなく東北地方でも使われます。意味はお米や使用済みの食器などを水にひたしたり、つけておいたりすることです。

「うるかす」を使い慣れている道民からすれば、回りくどいと感じる可能性もありますが「水につけておく」と、言い換えると良いでしょう。

東北「でかす」

意外と知らない地域の言葉として、東北の方言である「でかす」が挙げられます。「レポートでかした」「5時までに仕事をでかす」など、東北はもちろん山梨でも使われているようです。意味は地域によって多少違っており、「作る・作りあげる」「仕上げる・終わらせる」などの意味もあります。

標準語では「上出来」「上手くいく」などの意味になるため、レポートを仕上げる・仕事を終わらせると意識して言い換えてください。

東海「えらい」

東海の方言である「えらい」は、意外と知らない地域の言葉です。気だるいときや疲れたときなどに「カラダえらいわ〜」と口から出てしまう言葉と言えます。意味は「しんどい」「だるい」を指し、東海地方や甲信地方・福井県などの広範囲で使われるようです。

別の地域では「すぐれた」「偉大な」などの意味になるため注意してください。身体の具合が良くなく、バイトを休みたい場合は「体調が悪い」と言い換えましょう。

関西「ぐねる」

意外と知らない地域の言葉は、関西の方言である「ぐねる」です。関西出身の人なら1度は「足ぐねって歩かれへん」と、話したことがあるでしょう。「ぐねる」は関西を中心に、西日本で使われる言葉です。

意味は足を捻挫したり、くじいたりすることを指します。万が一ぐねった場合は、足をくじいたと状況を説明しつつ「ぐねる」がしっくりくる説明をしましょう。

中国「ちばける」

中国の方言である「ちばける」は、意外と知らない地域の言葉です。特に岡山県出身の人なら子どもの頃に1度は「けがするけー、ちばけな」と怒られた経験があるでしょう。

「ちばける」の意味はふざけるであり、「ちばける」「ちばえる」などと使われています。地域によっては、微妙に言葉が異なることを把握しておくことが大切です。

関東の人に話すと音の響きだけで「千葉」が頭に浮かび、伝わりにくいので「ふざけないで」と変換してください。

まとめ

今回の記事では「べらぼうとは?方言の意味について」を中心に、意外と知らない地域の言葉をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

「べらぼう」は愚かしい・甚だしいなどの乱暴な言葉遣いであることに驚きましたが、日本にはさまざまな方言があるようですね。たくさんの方言を知り、いろんな地方の人と会話を楽しみましょう!

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