NHK大河ドラマ『べらぼう』で第4話に登場した、蔦重といつも一緒にいる唐丸(からまる)をご存知でしょうか?礒田湖龍斎が描き上げた絵が水で濡れ、元通りに描き直した場面に感動した人もいるようですね。
そこで今回は、『べらぼう』からまるの正体や、演技をしている子役について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
『べらぼう』からまるの正体は葛飾北斎?有力説を紹介
蔦重のもとで働く「からまる」の正体について、視聴者の間ではさまざまな憶測が飛びかっているようです。彼の正体で有力と言われている説を、1つずつ見ていきましょう。
葛飾北斎説
「からまる」が葛飾北斎と言われる説について、紹介します。
蔦重とからまるの年齢
からまるの正体として『葛飾北斎説』が有力であり、実在の人物と登場人物の年齢は、以下のとおりです。
- 実際の蔦重:1750年生まれ
- 葛飾北斎:1760年生まれ
- 物語の蔦重:23歳
- 唐丸の子役:12歳
実際の蔦重と北斎の年齢は10歳差で、物語の蔦重の年齢は23歳。唐丸の設定は「記憶喪失の少年」なので年齢は分かりませんが、子役の渡邉斗翔くんが12歳であることから、約10歳差と推測できます。物語と実際の年齢を比べると、「からまる」が葛飾北斎である可能性を否定できません。
北斎とからまるの共通点
葛飾北斎は幼い頃から絵を描くことを好み、12歳で貸本屋の丁稚として働き始めています。この点は、作中で蔦重の耕書堂を手伝う「からまる」の設定と重なります。ただし、北斎は幕府御用達の鏡磨師だった叔父の養子として育てられたので、その点は「からまる」と異なるようです。
また、「からまる」が記憶喪失の少年として描かれている設定は、北斎の前半生に関する記録が少ないことと重ねても、違和感はないでしょう。
東洲斎写楽説
『三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』を代表作に持つ、東洲斎写楽が「からまる」の正体ではないかと言われています。有名な作品を生み出した写楽ですが、どんな人物であったのかは明確にされていません。手掛かりの少なさから、「写楽は存在しない説」まで出ているほどです。
「からまる」が時間を忘れ、夢中で絵を描き写す姿は楽しさが感じられ、写楽を連想させるでしょう。また、写楽の生まれや家柄が明らかになっていない点も「からまる」との共通点と言えます。
『べらぼう』からまるを演じている子役は誰?
大河ドラマ『べらぼう』の中で、「からまる」を演じる子役について紹介しましょう。
からまる役は「渡邉斗翔」
子役の渡邉斗翔くんは『べらぼう』で、「からまる」を演じています。子役として大河ドラマに出演するのは初めてではなく、前作の『光る君へ』にも出演。斗翔くんは2012年12月11日生まれで、クラージュキッズに所属しています。本格的に活動を開始したのは2022年からで、プライベートな情報は見当たりません。
斗翔くんの演技は自然でクセがなく、爽やかな雰囲気が魅力です。順調に役者として成長すれば、大物役者になる可能性も秘めています。
永瀬廉に似ていると話題
渡邉斗翔くんが「永瀬廉に似ている」と話題になっているようです。永瀬廉さんといえば旧ジャニの「King & Prince」のメンバーで、端正な顔立ちと柔らかい雰囲気が特徴と言えます。
一方で斗翔くんも整った顔立ちであり、爽やかなイメージ。切れ長の目元や自然な微笑みが「永瀬廉さんにそっくり」と言われているようです。また、斗翔くんが永瀬さんの子供時代を演じたこともあるため、ネット上で「兄弟みたい」と言われているのでしょう。
まとめ
今回の記事では、大河ドラマ『べらぼう』からまるの正体を中心に、演じている子役は誰なのかについてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
べらぼうの登場人物「からまる」の正体は諸説あり、明らかにされていないようですね。12歳の子役である渡邉斗翔くんの、今後の活躍に期待しましょう!